轟く革命の地鳴り。都内に出現するモンスターパーティMAD MAGIC ORCHESTRAが、1年ぶりとなるビッグスケールでの開催。国内外のダンスミュージック・ヒーローが集い、代官山音楽カルチャーのシンボルUNITビルをジャックする。
昨年6月、石野卓球を招いたMAD MAGIC ORCHESTRA 最後のContact開催は、ファッションやサブカル、パンクスやヘッズからフェティッシュまで、あらゆる出自の老若男女が、衝動に忠実に乱舞する多幸的カオスの記念碑的な一夜となった。クラシックとモダンが共存するエクレクティックな電子音楽、スキルとテンションの接触がおこす爆発。渋谷の地下に現れた、あの夢の中ような夜を追憶するファンは多いかもしれない。
今回は、会場を代官山に移しての開催。石野卓球(電気グルーヴ)の出演に加え、ロンドンを拠点とするK2Kが初来日を果たす。fabricをはじめとした著名クラブや大規模フェスへの出演、出身地ニュージーランドでのフェスや大型公演の数々のプロモートを手掛けてきたK2K。特有のブレイクスやミニマルダブの要素をもつ特殊なハウスは、変化を繰り返すこの夜で、ひとつのハイライトになりそうだ。
加えて、SHINICHI OSAWA、DJ TASAKAといった音楽愛好家に、SEKITOVAやTREKKIE TRAXのコア、Seimei、Carpainterなど、超ダンスミュージック主義のヒーローが続々と参戦。ヘビーなビートとうねり、強力な推進力とイマジネーションの大膨張が、原色のアンダーグラウンドを創造する。SYSTEMS、Yozzy、Obabita、Lewochyba、HAYATEといったMMOの強いオリジナリティといえるデジタルとファンクネスがクロスするハイブリッドなサウンドが加わり、どの時間どのフロアにもユニークで濃密なエネルギーが充満する。
もちろん、オカモトレイジやCYBERHACKSYSTEM、といったソウルメイトに
W.A.S.P、EVE、Lui、Onjuなど音楽的信頼が高いアヴァンギャルドな差し色が加わる。地上波アニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』のヒロインであるアナーキー、ブルー、ピンクからなるMAGICAL DESTROYERSのラインナップも、アンリアルとの境界を跨ぐこの日ならではのプランだ。
不世出のクリエイターがダンスミュージック・ヒーローとつなぐアンダーグラウンドの新たな系譜。未踏の領域への行進。皆様の新たな最高到達点を臨みにきてはいかがだろう。