1993年、日本のテクノシーンは大きな変革期を迎えていた。国内のシーンに属していなかった、KEN ISHII、SUSUMU YOKOTAが、海外の大手テクノレーベルR&S、HARTHOUSEなどから作品をリリースし、日本のテクノアーティストが世界的に注目を集めはじめていた。それに続き、福岡に誕生した日本のテクノレーベルの先駆けとなったSYZYGY RECORDSが、福岡と東京のテクノシーンのアーティストを集めた、BELIEVE IN THE FREQUENCY POWERというコンピレーションアルバムをリリースする。そのアルバムは瞬く間に話題を呼び、UKのレーベルにライセンスされ、日本を含む全世界でリリースされ、ヒットを記録。新しいテクノシーン誕生の一躍を担った。
そのリリース25周年を記念して、元SYZYGYのレーベルオーナー、DRAWING FUTURE LIFEのKEN INAOKAをはじめ、コンピレーション参加者から現在でも活動を続け、2018年には共にニューアルバムをリリースしたKING OF OPUS、Sigh Society (ex INTERFERON / KIYOSHI HAZEMOTO)、独自の活動を続けるSUZUKISKI、その影響を多大に受けている’00年代代表CHERRYBOY FUNCTIONのライブアクトに加え、DJにはワールドワイドにテクノシーンを代表するテクノゴッドKEN ISHII(日本での初ライブは1993年10月に行われた、ExT Recordingsの前身に当たるTRANSONIC / TRIGGERのライブイベントだった)、当時同時期に立ち上がったエレクトロニックレーベルDUB RESTAURANT COMMUNICATIONのオーナーでもあったMOODMAN、SYZYGYとは密接に活動を共にしていたテクノレーベルTRANSONIC RECORDS、現ExT Recordingsオーナーで、コンピレーションにはORGANIZATION名義で参加していたKAZUNAO NAGATA、そしてDJ SHUFFLEMASTERという、当時でも一同に会す事が無かったメンバーが集結し、一夜限りのANNIVERSARYを祝う。
あなたは今でも、周波数の力を信じていますか?