通算10回目の開催となるltab、今回もスペシャルな演目が決定した。
EARTHの来日が10年振りに実現、今回は『earth 2: special low frequency version』全編を披露する。1993年に1st フル・アルバムとしてリリースされた本作は、ギターとベースだけのヘヴィ・リフが反復〜全3曲で70分を超す異形の作品だった。Dylan Carlson(G)自身が‘アンビエント・メタル’と称した独特のサウンドは、SUNN O)))を始めとする後続アーティスト、ドゥーム/ストーナー/スラッジ/ドローン界に莫大な影響を与えている。 2023年にリリース30周年を記念してSub Popが新装リイシュー、全編演奏ライヴをアメリカで3公演のみ行った。このスペシャルなライヴが日本でも一夜限り実現する。アジア/オセアニア地区は勿論、ヨーロッパ各国でも未開催の貴重な機会を見逃す手はない。
MERZBOWはノイズをファイン・アートの域にまで高める巨匠であり、サブ・ジャンルの壁を越えて波及し続ける。 数百タイトルにも及ぶ作品群は勿論、幾重ものノイズ・レイヤーが立体的にそびえ立つフィジカルなライヴは圧巻であり、今なお最前線に立ち続けている。
ENDON が3人編成で復活、最新作『Fall of Spring』を8月に全世界同時リリースする。直近のライヴではノイズとコードを同時に鳴らすオーケストレーション設計で、エモーショナル且つインダストリアルな側面を強調。唯 一無二振りが新章に進んだことを示す。
SLUGは現在の大阪で最も注目される暗黒コレクティヴのひとつ。ありとあらゆる激烈さを取り込んだ圧殺スラッ ジ音がサンプリング〜ノイズをまとい、文字通り暗闇の中から放つ音が空間を支配する。インパクトの強いライヴで、現行の凄みを見せつける。
エクストリームとエクスペリメンタルの狭間に何があるのか?双方を自在に行き来する4アーティストの共演が、ひとつの答えを見せてくれそうだ。