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OHTER CAGORY
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角張渉(カクバリズム) × 増田 "takeyan" 岳哉 (SUMMIT)
INTERVIEW


Q. まずあなたを日本に招く事が出来てファンはとても喜んでいます。日本でもポストロック、エレクトロニカ、テクノなどに関わる多くの アーティストがSilver Applesの影響を受けたと言えるでしょう。こういったフィードバックをあなたはどのように感じますか?

A. いま挙げられたような音楽は大好きだよ。そして、自分の音楽がたとえ小さくても現在の音楽表現の発展に関われたことをとても誇りに思っているよ。

Q. 68年に発表したファーストアルバム「The Silver Apples」を制作した時の事をなるべく詳しく教えてもらえますか?当時の音楽シーンの中でどのような経緯でSilver Applesの音楽は発生したのでしょうか?

A. KAPP Recordsのスタジオで4トラックのテープに一気に録音したんだ。それはLIVEするようにね。編集作業は、カミソリの刃やセロハンテープを使ってテープを切り張りしたよ。ドラムのDannyと私は、後で聞く事になる「革命」とか「時代に先んじる」と言う考えは(当時)全くなくて、個人的に好きだった音楽をただ演奏していたんだ。

Q. 自作のアナログ・シンセサイザー「The Simeon」は、Silver Applesのサウンドにはなくてはならない物です。こういった電子楽器を制作するに当たって専門的な勉強をしましたか?

A. 私は自分がしていたことがよく分かってなかったんだ。はんだごてを使用する方法を学んで実験し始めたんだけどね。無数のヒューズを飛ばしてきたよ。。

Q. 驚異のスーパードラマーDAN TAYLORは現在のミニマルミュージックの観点からとってもすばらしいグルーヴとセンスを持っていました。彼と出会ったきっかけは?とても残念ですが彼のドラムを生で聴く事は現在出来ません。。彼の事について教えて頂けますか?

A. 当時ニューヨークでDannyのロックバンド"Overland Stage"の歌手を募集してたんだけど、私はちょうど仕事を求めてオーディションを受けに行っていて、そこで初めて出会ったんだよ。私はその仕事に就いて、それからDannyとは良い友人になったんだ。そのバンドが解散した時、Dannyと私はデュオとして一緒に音楽を続け、新しい音を実験し始めたんだ。自分達を "Silver Apples"と呼んでね。名前はW.B. Yeatsと言うアイルランド人の詩人の詩の中からもらったんだよ。

Q. あなたの生まれた環境や音楽的なバックグラウンドを教えて下さい。たまにBanjoを弾いたり、歌声からカントリーミュージックの要素が感じらますね?

A. 私は南米で生まれ育ったんだ。なので、当たり前のように赤ん坊の時からカントリーミュージックを聴いて育ったよ。ニューオーリンズで十代の時に、そこのR&Bのシーン (Fats Domino、Joe Turner、Mama Thortonなど)に関心を持つようになって、その2つのフィールドがミックスされたルーツをもっているんだ。

Q. Silver Applesのサウンドは今聴いても色あせる事はないでしょう。それは誰もが真似をしようとしても真似できない多くの要素と絶対のオリジナリティーがあるからだと思います。シンセサイザーとドラム。ミニマルなサウンドにサンプリングの手法やコラージュといった形は現在のダンスミュージックでは誰もが行っています。このスタイルを60年代にすでに行っていたあなた達は現在の音楽のルーツを作ったと実感がありますか?

A. 多くの人々がそう言ってくれることを、とても光栄に思っている。私は今の音楽も好んで聴いているし、私がその一部であると感じることが出来て幸せだよ。

Q. 昨年、SIMIAN MOBILE DISCOのREMIXをされていて驚きました。若いアーティストとのコラボレーションは今後も行いますか?また、今後のシーンをどう見ていますか?

A. 沢山の若いバンドのリミックスをしたよ。Spacemen3のSonic Boom (Peter Kember)や、Acid Mothers Templeの Makoto Kawabataともコラボレートしている。こういったコラボレートが大好きなんだよ。私は未来への予言者ではないけれど、エレクトロニクスは驚くべきレヴェルまで成長すると思う。

Q. 現在は一人でライブを行っているようですが、どのような機材セットを使用しますか?PCからでは味わえないあなたのアナログサウンドをまだ聴く事が出来ますか?

A. 今はドラムといくつかのリズムシーケンスのパーツを抽出して並べてあるよ。だから、大きなアナログのシーケンサーを持ち歩く必要はないんだ。私のスタジオで抽出される音は当時のもの。なのでライヴ・サウンドは以前と同じままだよ。ステージでメロディーかソロを演奏するのにまだ3個のメインアナログのシーケンサーを使ってるんだ。そして生で歌っている。基本的には何も変わってないよ。少し近代的になっただけ。ステージにPCを持ち込むことはないね。コンピューターは、自分のスタジオでレコーディングとミキシングにいくつか使っているだけだよ。

Q. 今後の活動、リリースなどの予定について教えて下さい。

A. Liveアルバムをほとんど録り終えている。最近では、Makoto Kawabataと共にいくつかのトラックを作ったんだ。そのレーベルが、何か(Makoto Kawabataとの)プロジェクトを計画することを願ってるよ。あと、アイルランドで10日間行われる「Oscillations Festival」という音楽とアートのフェスティバルに参加するんだ。9月にそこへいくつかのセットを演奏しに行く予定だよ。今年の夏はロサンゼルスでいくつかのショーもする。ずっと忙しいままだね。

Q. 最後にSilver Applesを待っている日本のファンにメッセージをお願いします!

A. HELLO ALL YOU WILD AND CRAZY MUSIC PEOPLE!!
みんなと一緒にブギーする時をとても楽しみにしてるよ!!


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