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角張渉(カクバリズム) × 増田 "takeyan" 岳哉 (SUMMIT)
INTERVIEW




Jeremy Olander Interview

TEXT:YODA


いよいよ今週末に迫ったJeremy Olanderの来日、今年のヨーロッパ・シーンのライジングスターがブレイク前に来日する。 彼をよぶことになったきっかけは2年前にロンドンで見たエリック・プリーズのパーティー「ERIC PRYDZ IN CONCERT」を見たことからはじまる。

僕がパーティーやダンス・ミュージックに求めるものはトランスのドライブ感、プログレッシヴ・ハウスのディープネス、パワフルなボトムとのびやかなメロディー、眼の前に風景がひろがるようなイメージであり心の葛藤を突き破るリアリティーのように時には抽象的だが、あるひとつの型にはまらない自由さであると言える。
まだ寒さの残る2010年4月初旬のブリクトンO2アカデミーにはエリックのサウンドを求めて、5000人のオーディエンスがほんとうに熱狂していた、それはもう何年も東京で見てない光景だった。

そこで自分がパーティーをやりはじめた15年前の気持ちをはっきり思い出した、そうだ自分が行きたいパーティーがなかったから自分でパーティーをはじめたんだ。
エリック・プリーズのトラックにはそれほど新しいスタイルがあるわけではない、しかし圧倒的なサウンドのクオリティーとほんのわずかな仕掛けやコードの展開で劇的なエモーションをさりげなく響かせる。

ほんとは彼の来日を企画できればよかったのだけれど、今の日本の状況とヨーロッパの状況があまりにもかけ離れていることではっきりそれは無理といわざるをえない。
しかし、プリダのクルーの中でもっとも大きな可能性を秘めているジェレミーならきっとこちらのオファーに応えてくれると思ったことからこの企画が動き出した。

彼は現在24歳、彼が生まれたのはアシッド・ハウスが炸裂した年だ。打ち込みでのトラック制作での苦労もほとんどない時代からキャリアをスタートしているし、まだ数曲のリリースしかない。しかし彼のトラックから伝わってくる、捕われていない自由さとポジティブなヴァイヴレーションはきっとパーティーを素晴らしいものにしてくれるだろう。
彼のフェイバリットDJは僕の予想通りだった、そのDJ達と同じようにジャンルやスタイルを飛び越えてくるメッセージをはっきりと彼自身も持っている。

来日直前、簡単なインタビューだけど読んで欲しい、そしてパーティーに来てくれたら最高。ただこれだけは言えるだろう、彼はきっと2013年に世界的にブレイクするはずだ、そうなると日本には簡単に来れなくなるのは間違いない。



YODA(以下Y):生まれと育ちはどこですか?

JEREMY(以下J):僕の父はスウェーデン人で母はインド人なんだ、生まれはアメリカ、正確にはヴァージニアのフェアファックス。でも生まれてすぐにストックホルムに引っ越してきて、それからずっとストックホルムで育ったんだ。
だから僕はスウェーデンとインド両方のパスポートを持ってるよ。ストックホルムは寒いけどいい街だよ、僕にとってのホームタウンなんだ。

Y:音楽にはどんなふうに興味を持ったんですか?

J:僕の人生にとって音楽はほんとに大事なものなんだ、今がそれを最も実感している。父がいつも音楽を聴いている人だったから、父から一番大きな影響をいちばん受けたと思う、彼の好みはクラッシックだったからいろんな楽器の弾き方を教わったんだ。でも特別専門的な教育を受けた訳ではないけどね。

QY:ダンス・ミュージックとの出会いはどんな感じだったんですか?

J:おかしなことに僕は10代前半のころはダンス・ミュージックが嫌いだったんだ、よくラジオから流れてくるハウスを聴いてなんてバカげた音楽なんだと思ってたんだよ。
でもある時友達に勧められてミニストリーのコンピレーションを聴いて突然ダンス・ミュージックに目覚めてしまったんだよ。いまではその友達に感謝してるよ、それがきっかけでプリダ、エリック・プリーズを発見したんだ!
エリックの作るサウンドはまったく別次元のものだったよ、みんなも知ってると思うけど(笑)。いまでも彼はいったいどうやってこんなサウンドを作ってるんだろうって思うよ。



Y:はじめてのクラブ体験を教えてもらえますか?

J:ストックホルムにあるGrodan Cocktail Clubというクラブが僕がはじめていったクラブなんだ。そこはアンダーグラウンドな小さなクラブだったけどストックホルムのシーンにとってはほんとに重要なクラブだった、海外のDJをブッキングしてたし、いくつも伝説的なパーティーをやっていたよ。僕がはじめてエリックに出会ったのもここなんだ。

Y:いままでで思い出のパーティーは?

J:大きさにもよるけど、ほんとに凄かったのはロンドンでやったエリックのERIC RPYDZ IN CONCERTとクリームフィールズ(Creamfields)、どちらもほんとに特別な瞬間だったよ、ステージにいる時も凄かったけどフロアの真ん中でオーディエンスの熱気を感じた時の気持ちは説明できないぐらい最高だったね。もちろん普段プレイしているようなクラブも大好きだけどね。

Y:あなたのフェイバリットDJ、クリエイターは?

J:う~ん、かなりの人数になっちゃうなー。まずサシャとディグウィード、もちろんエリック・プリーズとアダム・ベイヤー、それとガイ・ジェイとアンドレ・ソボタ(Andre Sobota)にドーゼム(Dosem)あとリッチー・ジー(Richie G)と僕とおなじプリダ・フレンズのフェアプレイ(Fehplay)だね。とにかくテクノやハウスみたいに特定のジャンルにとらわれなくてディープさとポップさを備えていてトランシーなサウンドが好きだね、僕もそうでありたいと思うよ。

Y:どんなシステムでトラックを作ってますか?

J:ソフトはロジックでマックブック・プロで作ってるよ、モニターはジェネレックでヘッドフォンはゼンハイザーのHD25。今の時代、実際いいトラックを作るのに特に高価な機材は必要ないよ。自分がもっているものを最大限活用したら大丈夫だと思うよ、僕はずっとそうしてきてるんだ。

Y:2013年の予定を教えてもらえますか?

J:まず去年の後半に仕上げたいくつかのトラックがこれからリリースされる、そのうちの1曲がプリダ・フレンズからでる“Let Me Feel”という曲なんだ、この曲はついにエリックがリミックスをしてくれたんだよ!彼に自分の曲をリミックスしてもらうことが僕の大きな夢のひとつだったからほんとに嬉しいよ。それからエルナン・カタネオのレーベルであるサブビートからも”Factures”というトラックが発売になる、それとクラブ・クラッシクであるゴールデン・ガールズ(Golden Girl’s)の”Kinetic”のリミックスを作ったんだけどそろそろリリースされるはずだよ。
それと僕のフェイバリット・クラブであるテルアヴィヴのキャット・アンド・ドッグがレーベルをスタートするんだけど、その第一弾のコンピレーションにも参加している。今年はもっと多くのリリースがある予定だけど、今はまだ細かいことは決まってないんだ。
それと今年はきっと世界中のいろんな街に行く予定だからほんとにたのしみだよ。

Y:最後に日本のファンとパーティーに来る人達へメッセージをお願いします。

J:僕が今回の来日をどれだけ楽しみにしているか、言葉で説明するのが難しいよ!もちろん日本に行くのは初めてだし、今回のパーティーはアンダーグラウンドだけど素晴らしいオーディエンスがサポートしてくれるって聞いてるからいまからワクワクしてるよ。 プロッグレッシヴ・ハウスから、テクノ、トランスまでいろんなサウンドをプレイするから一緒に楽しもう! パーティーで会おう!





2013.02.02 SAT

Landscape 7th Anniversary
with HORIZON

LINE UP:

Special Guest DJ :
Jeremy Olander (Pryda Friends)

DJ :
YODA
syn
O-ZI
NECO

VJ :
Day-N.A.
Masakatsu Ito

SALOON (B3F)
DJ :
ALPH ZEN (Basara-ZA)
SADAA
Kazma Furuuchi (Experimental/Phonika)
Aiko Morita (Galaxy Recz/EUREKA!)

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Jeremy Olander (Pryda Friends)

スウェーデン出身の24歳、この新しい才能を発見したのは彼と同郷の Eric Prydz。いまや多くのDJやクリエイターがアメリカでの成功を目指しセル・アウトする中、 世界中のリアルなダンス・ミュージック・フリークから熱狂的な支持をあつめているEric Prydz が Jeremy をフックアップ。Pryda Friends から3タイトルのリリース契約、ロンドンで1万人を集めた Eric Prydz In Concert への出演など2012年のライジング・スターとしてヨーロッパで大きく注目されている。 また Adam Beyer のDrumcode や JOOF Records, Spinnin’ Deep さらに最近では Toolroom などシーンをリードするレーベルからのリリースも話題となっている。このレーベルのリストからもわかるように彼のサウンドはトランス、プログレッシブ、テクノ、ハウスを自由にクロスオーバーしているのが大きな特徴だ。2013年には間違いなく世界的ブレイクするであろう彼のプレイをいち早く日本で体験して欲しい。





YODA

1989年 Second Summer Of Love に大きな衝撃を受けインディーダンスのDJをスタート、90年代中旬のレイヴムーブメントから数多くのレイヴでDJ、オーガナイズを行う。1999年に自身のパーティーである Mothership、the ocean をスタート、ヨーロッパのトランス、プログレッシブハウスのDJを数多く招聘し現在につながるシーンを東京に作った。DJとして一晩のパーティーを演出するスタイルでフロアの風を読みトランスからハウス、テクノ、プログレッシブまでジャンルにとらわれることなく幅広く選曲するスタイルはまさにパーティーDJといえるだろう。自身のレーベルでありパーティーでもある HORIZON の主宰。